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岡山大学などで、ビワの葉から抗がん物質を見つけだし、その化学構造を特定すると共に、薬理作用を解明しています。
ビワの葉から発見された抗がん物質は、プロシアニジン・オリゴマーという化合物で、ヒトの口中に発生するがん細胞を用いた試験管実験を行ったところ、選択的に作用し、アポトーシス(細胞の自殺)に導くことが判りました。
また、同時にマウスを用いた実験では発がんを遅らせる化合物ロゼオサイドという抗がん物質の存在も確認されました。
JR山陽本線「山陽垂水駅」から徒歩8分
ビワの葉療法は約1,500年前に仏教とともに日本に伝えられました。
バラ科の常緑高木であるビワ(枇杷)は、薬効の優れた植物という意味で「大薬王樹」と呼ばれ、古くからビワの葉は漢方療法、民間療法として用いられてきました。
ビワの葉(琵琶葉)には抗炎症・抗菌作用があり、鎮咳・去痰・利尿・健胃薬として、長びく咳、暑気あたり、浮腫などに用いられてきました。辛夷清肺湯(しんいせいはいとう)という漢方処方にも配合され、鼻づまりの解消や鼻の炎症を鎮める効果があります。
また、民間薬として皮膚炎やあせもに対し、あぶったものをそのまま患部にあてたり、煎じた汁で湿布したり、或いは浴剤として使用していました。江戸時代には、ビワの葉にカッコウ、木香、呉茱萸(ごしゅゆ)、肉桂、甘草、莪朮(がじゅつ)などの生薬を配合した「琵琶葉湯」が暑気払いに用いられたと言われています。
ビワ灸療法は、もともとはビワの葉を火であぶり、患部に当てるという方法で行われていましたが、現在ではビワの葉に棒もぐさを使用するやり方が一般的です。
ビワ灸療法はビワの葉成分の効能である 血液浄化作用 や鎮痛作用、温灸による 自律神経の調整 、気血の巡りを良くする効果を組み合わせたものです。
肩こり・五十肩・腰痛はもとより、生理痛・更年期障害・自律神経失調症・便秘・胃腸障害等、色々な症状に効果が期待できます。
当院ではビワの葉、温灸さらに押圧の効果をプラスした施術を行なっています。